平成28年度のわが国経済をみますと、年度前半は
海外経済の減速や金融市場の動揺を受け、景気回復
の動きに停滞感がみられました。年度後半は、海外
経済の持ち直しや消費者マインドの回復を受け、持
ち直しの動きがみられました。
個人消費は、雇用環境の改善を受けた所得の増加
や消費者マインドの回復により、持ち直しの兆しが
みられました。住宅投資は、住宅ローン金利の低位
安定や貸家需要の高まり等を受け、高水準で推移し
ました。設備投資は一進一退の動きが続きました。
公共投資は低水準の推移となりました。輸出は、海
外経済の持ち直しや円安の進行を受け年度後半には
増加基調で推移しました。雇用面では、有効求人倍
率や失業率の改善が続いたものの、賃金の上昇は緩
やかなものにとどまりました。消費者物価は、原油
価格による影響が大きく、年度当初から前年比で下
落が続きましたが、年度後半には上昇に転じました。
中小企業についてみますと、当金庫の「中小企業
月次景況観測」において、景況感は一進一退で推移
しましたが、平成29年3月調査では景況判断指数が
景況感の好転・悪化の分岐点である50を3年ぶりに上
回りました。一方、人手不足と回答した企業の割合
は当該項目の調査開始以来の最高値を更新してお
り、労働需給の逼迫による人件費負担の増加が懸念
されています。
金融面につきましては、年度前半は10年国債の利
回りがマイナス圏で推移するなど国内金利は低下傾
向となりました。年度後半は、平成28年9月に日本
銀行が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を
導入したことで、10年国債の利回りは概ね0%程度
で推移しました。円の対ドル相場は、秋頃までは円
高傾向で推移しましたが、米国大統領選挙後は、新
政権の経済政策への期待や米国利上げ観測の高まり
等を受け円安傾向で推移しました。日経平均株価は、
年度前半は横ばい圏内で推移していましたが、年度
後半は海外株価の上昇や円安の進行を受け上昇しま
した。
△0.4
△0.2 0.0 0.4 0.6 0.8 1.2
0.2 1.0
平成28/4 5 6 7 8 9 10 11 12 平成29/1 2 3
(%)
長期プライムレート
新発長期国債利回り(10年) 無担保コール翌日物
(年/月)
平成28/4 5 6 7 8 9 10 11 12 平成29/1 2 3 (年/月)
円ドル相場(右逆目盛) 日経平均株価
0 2,000 6,000 8,000 10,000 22,000 20,000 18,000
4,000 14,000 12,000 16,000
(円) (1ドル=円) 円高
円安 120 115 110 105 100 95
経済・金融情勢の回顧
財務デー
タ ▼
財務データ
経済・金融情勢の回顧
対処すべき課題
平成29年5月9日、経済産業省、財務省、金融庁、
農林水産省より、株式会社商工組合中央金庫法第59
条及び株式会社日本政策金融公庫法第24条に基づく
行政処分を受け、平成29年6月9日、同命令に基づき、
作業工程並びに業務の改善計画を提出いたしました。
当金庫といたしましては、平成29年4月25日に設
置した代表取締役社長直轄の改革本部の下、コンプ
ライアンス及び内部監査への取締役会の関与強化
や、ガバナンス強化の観点からの社外取締役、社外
監査役の招聘など、当面直ちに実施すべき改善事項
に取り組んでまいります。
また、今後、調査未実施の危機対応貸付全体につ
いて、改革本部の下、外部の専門家のチェックを受
ける等により客観性を十分に確保した調査を継続し、
当該調査の結果や第三者委員会の調査結果を踏まえ
て問題の所在やその根本原因を特定し、全容を明ら
かにした上で、法令等遵守態勢、経営管理態勢及び
内部管理態勢の整備・強化に向けた抜本的な再発防
止策の策定や役職員の責任の明確化等、必要な対応
に全力で速やかに取り組むなど、役職員一同、再発
防止と信頼回復に向け真摯に対応してまいります。
中小企業の景況感は、概ね横ばいの動きとなって
いますが、原油価格の上昇や人手不足の影響等によ
り、今後のコスト上昇への懸念が高まっています。
また、将来的には人口減少時代の本格到来やグロー
バル化の一層の進展が見込まれ、中小企業の経営
ニーズは、一層高度化・多様化することが考えられ
ます。そうした経営ニーズに対し、セーフティネッ
ト機能はもとより、ネットワーク機能やソリューシ
ョン機能を最大限活かし、中小企業や地域経済を支
えていくことは当金庫の使命そのものであります。
日本銀行による金融緩和により、金融機関を取り
巻く経営環境は変化しておりますが、顧客第一主義
の業務運営を徹底・実践することを通じて、引き続
き皆さまから信頼され、選ばれる金融機関として、
中小企業と中小企業組合の企業価値向上や地域活性
化への貢献に全力をあげて取り組んでまいります。
まず、業績や資金繰りに影響が生じている中小企
業からの借入相談に対しては、懇切・丁寧を旨とし、
個々の相談者の事情に十分配慮しつつ対応してまい
ります。また、危機対応業務の実施を責務とする指
定金融機関として、迅速・適切に対応し、引き続き
セーフティネット機能の発揮に組織をあげて最大限
取り組んでまいります。
成長支援につきましては、戦略的に海外展開を行
う中小企業、地域経済への波及力の高い地域中核企
業、地域資源の活用に他の事業者と連携して取り組
む中小企業や中小企業組合に対し、地域金融機関等
と連携し、リスクマネーを供給してまいります。生
産性向上を目的とした設備投資、集約化等の事業再
構築、人手不足への対応等に関するニーズの高まり
が見込まれる中、「適時適切な成長資金の供給」、「海
外展開支援」、「M&Aや事業承継支援」、「ビジネス
マッチング」等への取組みを強化してまいります。
さらに、再生支援につきましては、各支援機関と
の連携を一層強化し、経営改善計画の策定支援やそ
のフォロー等のコンサルティング機能の発揮、抜本
的な再生支援、金融取引の正常化支援等に取り組ん
でまいります。
これら諸課題への取組みの強化に加え、安定的な
調達基盤の拡充や一層の経営合理化に取り組むこと
による健全な経営基盤の構築により、当金庫の使命
である中小企業と中小企業組合の持続的成長に貢献
してまいります。
平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 連 結 経 常 収 益 2,277 2,196 2,129 2,044 1,953
連 結 経 常 利 益 286 274 381 349 508
親会社株主に帰属する当期純利益 150 128 168 124 324
連 結 包 括 利 益 197 111 236 61 359
連 結 純 資 産 額 8,850 8,845 9,022 9,038 9,353 連 結 総 資 産 額 124,144 125,241 126,338 125,704 128,450 1 株 当 た り 純 資 産 額 151.78円 151.56円 159.73円 160.48円 174.92円 1株当たり当期純利益金額 6.92円 5.91円 7.75円 5.72 円 14.90円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 ─円 ─円 ─円 ─円 ─円
自 己 資 本 比 率(%) 7.09 7.03 7.11 7.16 7.25 連結普通株式等Tier1比率(%) 12.01 12.18 12.18 12.00 11.97 連 結 Tier1 比 率(%) 12.01 12.18 12.18 12.00 11.97 連 結 総 自 己 資 本 比 率(%) 13.51 13.70 13.56 13.37 13.12
連結自己資本利益率(%) 1.72 1.46 1.89 1.38 3.54
連 結 株 価 収 益 率 ─倍 ─倍 ─倍 ─倍 ─倍
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,785 △321 2,229 △1,213 5,353 投資活動によるキャッシュ・フロー 1,372 1,692 310 2,186 1,495
財務活動によるキャッシュ・フロー △45 △45 △45 △45 △105
現金及び現金同等物の期末残高 5,328 6,654 9,148 10,076 16,820
従 業 員 数
[外、 平 均 臨 時 従 業 員 数] 4,165[876]人 4,145[929]人 4,140[977]人 [1,018]4,102人 [1,047]4,080人
(単位:億円、%)
■ 主要な経営指標の推移(連結)
(注) 1. 商工中金および国内連結子会社の消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。 2. 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。
3. 自己資本比率は、(期末純資産の部合計-期末新株予約権-期末非支配株主持分)を期末資産の部の合計で除して算出しています。
4. 連結自己資本比率は、株式会社商工組合中央金庫法第23条第1項の規定に基づく平成20年金融庁・財務省・経済産業省告示第2号に定められた算 式に基づき算出しています。商工中金は、国際統一基準を採用しています。
5. 連結株価収益率については、商工中金の株式は非上場・非登録のため記載していません。 6. 従業員数は、就業人員数(出向者を除く)を記載しています。
連結業績の概況
財務デー
タ ▼連結業績の概況
■ 連結貸借対照表
商工中金は、株式会社商工組合中央金庫法第52条第2項の規定により作成した書面について会社法第396条第1項に基づき会計監 査人の監査を受けています。
また、連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書及び連結キ ャッシュ・フロー計算書について、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、PwCあらた有限責任監査法人の監査証 明を受けています。
科 目 (平成28年3月31日現在)平成27年度 (平成29年3月31日現在)平成28年度
(資産の部)
現 金 預 け 金 1,178,517 1,722,831 コールローン及び買入手形 21,294 57,723 買 入 金 銭 債 権 26,267 26,127 特 定 取 引 資 産 26,576 20,485 有 価 証 券 1,700,178 1,539,789 貸 出 金 9,525,155 9,343,501 外 国 為 替 16,877 15,708 そ の 他 資 産 122,614 146,301 有 形 固 定 資 産 43,059 43,854
建 物 16,181 16,795
土 地 23,803 23,791
リ ー ス 資 産 2 1
建 設 仮 勘 定 607 909
その他の有形固定資産 2,465 2,356 無 形 固 定 資 産 12,694 10,958 ソ フ ト ウ エ ア 11,610 9,388 その他の無形固定資産 1,083 1,569 退 職 給 付 に 係 る 資 産 3,440 4,452 繰 延 税 金 資 産 52,502 47,414 支 払 承 諾 見 返 102,623 103,466
貸 倒 引 当 金 △261,333 △237,584 資 産 の 部 合 計 12,570,469 12,845,033
科 目 (平成28年3月31日現在)平成27年度 (平成29年3月31日現在)平成28年度
(負債の部)
預 金 5,158,981 5,103,175 譲 渡 性 預 金 126,924 272,855 債 券 4,816,468 4,743,721 コールマネー及び売渡手形 383 359
売 現 先 勘 定 13,525 ―
債券貸借取引受入担保金 105,546 474,944 特 定 取 引 負 債 17,834 10,918 借 用 金 1,120,189 1,015,805
外 国 為 替 85 86
そ の 他 負 債 167,312 142,457 賞 与 引 当 金 4,629 4,637 退 職 給 付 に 係 る 負 債 26,385 25,378 役 員 退 職 慰 労 引 当 金 136 90 睡眠債券払戻損失引当金 5,257 11,541 環 境 対 策 引 当 金 158 152 そ の 他 の 引 当 金 73 75
繰 延 税 金 負 債 54 49
支 払 承 諾 102,623 103,466 負 債 の 部 合 計 11,666,570 11,909,714
(純資産の部)
資 本 金 218,653 218,653 危 機 対 応 準 備 金 150,000 150,000 特 別 準 備 金 400,811 400,811
資 本 剰 余 金 0 0
利 益 剰 余 金 126,186 154,131 自 己 株 式 △1,026 △1,038 株 主 資 本 合 計 894,624 922,557 その他有価証券評価差額金 21,722 23,540
繰 延 ヘ ッ ジ 損 益 ― 48
退職給付に係る調整累計額 △16,245 △14,625 その他の包括利益累計額合計 5,477 8,964 非 支 配 株 主 持 分 3,796 3,796 純 資 産 の 部 合 計 903,898 935,318 負債及び純資産の部合計 12,570,469 12,845,033
(単位:百万円)
連結財務諸表
財務デー
タ ▼
財務データ
連結財務諸表
科 目
(
平成27年 4月 1日から平成27年度 平成28年 3月31日まで)
平成28年度
(
平成28年 4月 1日から 平成29年 3月31日まで)
経 常 収 益 204,406 195,376資 金 運 用 収 益 143,668 130,197 貸 出 金 利 息 132,252 119,142 有価証券利息配当金 7,810 7,255 コールローン利息及び買入手形利息 51 570
買 現 先 利 息 6 0
預 け 金 利 息 1,397 1,330
金利スワップ受入利息 ― 31
そ の 他 の 受 入 利 息 2,148 1,868 役 務 取 引 等 収 益 11,642 12,338 特 定 取 引 収 益 5,191 5,391 そ の 他 業 務 収 益 37,364 36,783 そ の 他 経 常 収 益 6,540 10,665 償 却 債 権 取 立 益 52 70 そ の 他 の 経 常 収 益 6,488 10,595 経 常 費 用 169,456 144,499 資 金 調 達 費 用 17,859 11,023 預 金 利 息 4,338 3,595 譲 渡 性 預 金 利 息 257 388 債 券 利 息 8,605 4,364 コールマネー利息及び売渡手形利息 9 △31
売 現 先 利 息 30 54
債券貸借取引支払利息 20 38
借 用 金 利 息 4,525 2,571 そ の 他 の 支 払 利 息 72 41 役 務 取 引 等 費 用 3,878 3,414
特 定 取 引 費 用 17 24
そ の 他 業 務 費 用 31,861 32,816 営 業 経 費 79,854 82,951 そ の 他 経 常 費 用 35,984 14,269 貸 倒 引 当 金 繰 入 額 32,780 5,909 そ の 他 の 経 常 費 用 3,204 8,360 経 常 利 益 34,950 50,876
特 別 利 益 31 2
固 定 資 産 処 分 益 31 2
特 別 損 失 311 241
固 定 資 産 処 分 損 205 174
減 損 損 失 106 66
税金等調整前当期純利益 34,670 50,638 法人税、住民税及び事業税 14,570 14,639 法 人 税 等 調 整 額 7,634 3,552 法 人 税 等 合 計 22,205 18,192 当 期 純 利 益 12,464 32,445 非支配株主に帰属する当期純利益 3 3 親会社株主に帰属する当期純利益 12,461 32,442
■ 連結損益計算書
(単位:百万円)
科 目
(
平成27年 4月 1日から平成27年度 平成28年 3月31日まで)
平成28年度
(
平成28年 4月 1日から 平成29年 3月31日まで)
当 期 純 利 益 12,464 32,445 そ の 他 の 包 括 利 益 △6,333 3,486 その他有価証券評価差額金 3,771 1,818 繰 延 ヘ ッ ジ 損 益 ― 48 退職給付に係る調整額 △10,105 1,619 包 括 利 益 6,131 35,932(内訳)
親会社株主に係る包括利益 6,127 35,928
非支配株主に係る包括利益 3 3
■ 連結包括利益計算書
(単位:百万円)
財務デー
タ ▼連結財務諸表
■ 連結株主資本等変動計算書
平成28年度(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)
(単位:百万円) 株主資本
資本金 危機対応準備金 特別準備金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 当期首残高 218,653 150,000 400,811 0 126,186 △1,026 894,624 当期変動額
剰余金の配当 △4,497 △4,497
親会社株主に帰属
する当期純利益 32,442 32,442
自己株式の取得 △11 △11
自己株式の処分 株主資本以外の項目の 当期変動額(純額)
当期変動額合計 ― ― ― ― 27,944 △11 27,932
当期末残高 218,653 150,000 400,811 0 154,131 △1,038 922,557 その他の包括利益累計額
株主持分非支配 純資産合計 その他有価証券
評価差額金 繰延ヘッジ損益 退職給付に係る調整累計額 その他の包括利益累計額合計
当期首残高 21,722 ― △16,245 5,477 3,796 903,898 当期変動額
剰余金の配当 △4,497
親会社株主に帰属
する当期純利益 32,442
自己株式の取得 △11
自己株式の処分 株主資本以外の項目の
当期変動額(純額) 1,818 48 1,619 3,486 ― 3,486
当期変動額合計 1,818 48 1,619 3,486 ― 31,419
当期末残高 23,540 48 △14,625 8,964 3,796 935,318 平成27年度(平成27年4月1日から平成28年3月31日まで)
(単位:百万円) 株主資本
資本金 危機対応準備金 特別準備金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 当期首残高 218,653 150,000 400,811 0 118,223 △1,015 886,672 当期変動額
剰余金の配当 △4,497 △4,497
親会社株主に帰属
する当期純利益 12,461 12,461
自己株式の取得 △10 △10
自己株式の処分 0 0 0
株主資本以外の項目の 当期変動額(純額)
当期変動額合計 ― ― ― 0 7,963 △10 7,952
当期末残高 218,653 150,000 400,811 0 126,186 △1,026 894,624 その他の包括利益累計額
株主持分非支配 純資産合計 その他有価証券
評価差額金 繰延ヘッジ損益 退職給付に係る調整累計額 その他の包括利益累計額合計
当期首残高 17,950 ― △6,139 11,810 3,796 902,280 当期変動額
剰余金の配当 △4,497
親会社株主に帰属
する当期純利益 12,461
自己株式の取得 △10
自己株式の処分 0
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額) 3,771 ― △10,105 △6,333 ― △6,333
当期変動額合計 3,771 ― △10,105 △6,333 ― 1,618
当期末残高 21,722 ― △16,245 5,477 3,796 903,898
財務デー
タ ▼
財務データ
連結財務諸表
■ 連結キャッシュ・フロー計算書
科 目
(
平成27年 4月 1日から平成27年度 平成28年 3月31日まで)
平成28年度
(
平成28年 4月 1日から 平成29年 3月31日まで)
営業活動によるキャッシュ・フロー税金等調整前当期純利益 34,670 50,638 減 価 償 却 費 6,904 6,835
減 損 損 失 106 66
貸倒引当金の増減(△) 15,262 △23,749 賞与引当金の増減額(△は減少) 103 8 退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △4,072 △2,220 退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △709 △909 役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) 14 △45 睡眠債券払戻損失引当金の増減(△) 247 6,284 環境対策引当金の増減額(△は減少) △26 △5 その他の引当金の増減額(△は減少) 0 1 資 金 運 用 収 益 △143,668 △130,197 資 金 調 達 費 用 17,859 11,023 有価証券関係損益(△) △2,142 △1,363 固定資産処分損益(△は益) 173 172 特定取引資産の純増(△)減 △3,169 6,090 特定取引負債の純増減(△) 3,599 △6,916 貸 出 金 の 純 増( △ ) 減 △35,604 181,653 預 金 の 純 増 減( △ ) 146,165 △55,806 譲渡性預金の純増減(△) 15,235 145,930 債 券 の 純 増 減( △ ) △16,712 △72,747 借用金(劣後特約付借入金を除く)の純増減(△) △313,451 △98,384 預け金(日銀預け金を除く)の純増(△)減 △40,438 130,137 コールローン等の純増(△)減 △12,873 △36,289 コールマネー等の純増減(△) 697 △13,549 債券貸借取引受入担保金の純増減(△) 105,546 369,397 外国為替(資産)の純増(△)減 892 1,168 外国為替(負債)の純増減(△) △80 0 資 金 運 用 に よ る 収 入 153,866 138,573 資 金 調 達 に よ る 支 出 △18,568 △11,989 そ の 他 △13,358 △44,979 小 計 △103,529 548,827 法 人 税 等 の 支 払 額 △17,842 △13,443 営業活動によるキャッシュ・フロー △121,372 535,383 投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △447,048 △425,754 有価証券の売却による収入 594,839 350,276 有価証券の償還による収入 75,945 230,352 有形固定資産の取得による支出 △2,528 △3,638 無形固定資産の取得による支出 △2,638 △1,636 有形固定資産の売却による収入 95 15
そ の 他 △1 △34
投資活動によるキャッシュ・フロー 218,663 149,580 財務活動によるキャッシュ・フロー
劣後特約付借入れによる収入 ― 10,000 劣後特約付借入金の返済による支出 ― △16,000 配 当 金 の 支 払 額 △4,497 △4,497 非支配株主への配当金の支払額 △3 △3 自己株式の取得による支出 △10 △11
自己株式の売却による収入 0 ―
財務活動によるキャッシュ・フロー △4,512 △10,512 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 92,778 674,451 現金及び現金同等物の期首残高 914,855 1,007,634 現金及び現金同等物の期末残高 1,007,634 1,682,086
(単位:百万円)
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1. 連結の範囲に関する事項
⑴ 連結子会社 7社
会社名
八重洲商工株式会社
株式会社商工中金情報システム 商工サービス株式会社 八重洲興産株式会社 株式会社商工中金経済研究所 商工中金リース株式会社 商工中金カード株式会社
⑵ 非連結子会社 1社
会社名
八重洲緑関連事業協同組合
非連結子会社は、その資産、経常収益、当期純損益(持分 に見合う額)、利益剰余金(持分に見合う額)及びその他の包 括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、連結の範囲か ら除いても企業集団の財政状態及び経営成績に関する合理的 な判断を妨げない程度に重要性が乏しいため、連結の範囲か ら除外しております。
2. 持分法の適用に関する事項
⑴ 持分法適用の非連結子会社 該当ありません。
⑵ 持分法適用の関連会社 該当ありません。
⑶ 持分法非適用の非連結子会社 1社 会社名
八重洲緑関連事業協同組合
⑷ 持分法非適用の関連会社 該当ありません。
持分法非適用の非連結子会社は、当期純損益(持分に見合 う額)、利益剰余金(持分に見合う額)及びその他の包括利益 累計額(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除 いても連結財務諸表に重要な影響を与えないため、持分法の 対象から除いております。
3. 連結子会社の事業年度等に関する事項 連結子会社の決算日は次のとおりであります。
3月末日 7社
4. 開示対象特別目的会社に関する事項
⑴ 開示対象特別目的会社の概要及び開示対象特別目的会社 を利用した取引の概要
該当ありません。
⑵ 開示対象特別目的会社との取引金額等 該当ありません。
5. 会計方針に関する事項
⑴ 特定取引資産・負債の評価基準及び収益・費用の計上基準 金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の
指標に係る短期的な変動、市場間の格差等を利用して利益 を得る等の目的(以下、「特定取引目的」という。)の取引 については、取引の約定時点を基準とし、連結貸借対照表 上「特定取引資産」及び「特定取引負債」に計上するとと もに、当該取引からの損益を連結損益計算書上「特定取引 収益」及び「特定取引費用」に計上しております。 特定取引資産及び特定取引負債の評価は、有価証券及び
金銭債権等については連結決算日の時価により、スワップ・ 先物・オプション取引等の派生商品については連結決算日に おいて決済したものとみなした額により行っております。 また、特定取引収益及び特定取引費用の損益計上は、当
連結会計年度中の受払利息等に、有価証券及び金銭債権等 については前連結会計年度末と当連結会計年度末における 評価損益の増減額を、派生商品については前連結会計年度 末と当連結会計年度末におけるみなし決済からの損益相当 額の増減額を加えております。
⑵ 有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動 平均法による償却原価法(定額法)、その他有価証券につい ては原則として、時価のある株式については連結決算期末 月1ヵ月平均に基づいた市場価格等、時価のある株式以外 のものについては連結決算日の市場価格等に基づく時価法
(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただし時価 を把握することが極めて困難と認められるものについては 移動平均法による原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資 産直入法により処理しております。
⑶ デリバティブ取引の評価基準及び評価方法
デリバティブ取引(特定取引目的の取引を除く)の評価は、 時価法により行っております。
注記事項(平成28年度)
財務デー
タ ▼連結財務諸表
連結財務諸表
⑷ 固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
当金庫の有形固定資産は、定率法を採用しております。 また、主な耐用年数は次のとおりであります。 建物 2年~60年
その他 2年~20年
連結子会社の有形固定資産については、資産の見積耐 用年数に基づき、主として定額法により償却しておりま ② 無形固定資産(リース資産を除く)す。
無形固定資産は、定額法により償却しております。なお、 自社利用のソフトウェアについては、当金庫及び連結子 会社で定める利用可能期間(主として5年)に基づいて 償却しております。
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固 定資産」中のリース資産は、リース期間を耐用年数とし た定額法により償却しております。なお、残存価額につ いては零としております。
⑸ 貸倒引当金の計上基準
当金庫の貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に 則り、次のとおり計上しております。
「銀行等金融機関の資産の自己査定並びに貸倒償却及び貸 倒引当金の監査に関する実務指針」(日本公認会計士協会銀 行等監査特別委員会報告第4号 平成24年7月4日)に規 定する正常先債権及び要注意先債権に相当する債権につい ては、一定の種類毎に分類し、過去の一定期間における各々 の貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき計上してお ります。破綻懸念先債権に相当する債権については、債権 額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込 額を控除し、その残額のうち必要と認める額を計上してお ります。破綻先債権及び実質破綻先債権に相当する債権に ついては、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証に よる回収可能見込額を控除した残額を計上しております。 破綻懸念先及び貸出条件緩和債権等を有する債務者で与
信額が一定額以上の大口債務者のうち、債権の元本の回収 及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積 もることができる債権については、当該キャッシュ・フロー を貸出条件緩和実施前の約定利子率で割引いた金額と債権 の帳簿価額との差額を貸倒引当金とする方法(キャッシュ・ フロー見積法)により計上しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関 連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監 査部署が査定結果を監査しております。
連結子会社の貸倒引当金は、一般債権については過去の 貸倒実績率等を勘案して必要と認めた額を、貸倒懸念債権 等特定の債権については、個別に回収可能性を勘案し、回 収不能見込額をそれぞれ計上しております。
⑹ 賞与引当金の計上基準
賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職 員に対する賞与の支給見込額のうち、当連結会計年度に帰 属する額を計上しております。
⑺ 役員退職慰労引当金の計上基準
役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに 備えるため、役員に対する退職慰労金の支給見積額のうち、 当連結会計年度末までに発生していると認められる額を計 上しております。
⑻ 睡眠債券払戻損失引当金の計上基準
睡眠債券払戻損失引当金は、負債計上を中止した債券等 について、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り 必要と認める額を計上しております。
⑼ 環境対策引当金の計上基準
環境対策引当金は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物 の処理費用の支出に備えるため、今後発生すると認められ る額を計上しております。
⑽ その他の引当金の計上基準
その他の引当金は、商品の引き換えに備えるために、そ の引当見込額を計上した販売促進引当金及び将来のキャッ シング利息返還損失見込額を一括計上した利息返還損失引 当金であります。
⑾ 退職給付に係る会計処理の方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結 会計年度末までの期間に帰属させる方法については給付算 定式基準によっております。また、過去勤務費用及び数理 計算上の差異の損益処理方法は次のとおりであります。 過 去勤務費用:その発生時の職員の平均残存勤務期間内
の一定の年数(14年)による定額法により損益処理 数 理計算上の差異:各連結会計年度の発生時の職員の平
均残存勤務期間内の一定の年数(14年)による定額 法により按分した額を、それぞれ発生の翌連結会計 年度から損益処理
なお、連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付 費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退 職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。
⑿ 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
当金庫の外貨建資産・負債及び海外支店勘定は、主として 連結決算日の為替相場による円換算額を付しております。 連結子会社の外貨建資産・負債については、それぞれの決
算日等の為替相場により換算しております。
⒀ 重要なヘッジ会計の方法 イ金利リスク・ヘッジ
当金庫の金融資産・負債から生じる金利リスクに対するヘ ッジ会計の方法は、「銀行業における金融商品会計基準適用 に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会 業種別監査委員会報告第24号 平成14年2月13日。以下、
「業種別監査委員会報告第24号」という。)に規定する繰延 ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法につい ては、相場変動を相殺するヘッジについて、ヘッジ対象と なる貸出金とヘッジ手段である金利スワップ取引を一定の 残存期間毎にグルーピングのうえ特定し評価しております。 ロ為替変動リスク・ヘッジ
当金庫の外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスク に対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における外貨建取引 等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公 認会計士協会業種別監査委員会報告第25号 平成14年7月 29日)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有 効性評価の方法については、外貨建金銭債権債務等の為替 変動リスクを減殺する目的で行う為替スワップ取引をヘッ ジ手段とし、ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務等に見 合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを 確認することによりヘッジの有効性を評価しております。 ハ連結会社間取引等
デリバティブ取引のうち連結会社間及び特定取引勘定と それ以外の勘定との間(又は内部部門間)の内部取引につ いては、ヘッジ手段として指定している金利スワップ取引 に対して、業種別監査委員会報告第24号に基づき、恣意性 を排除し厳格なヘッジ運営が可能と認められる対外カバー 取引の基準に準拠した運営を行っているため、当該金利ス ワップ取引から生じる収益及び費用は消去せずに損益認識 を行っております。
なお、一部の資産・負債については、繰延ヘッジ、あるい は金利スワップの特例処理を行っております。
連結子会社の一部の資産・負債については、金利スワップ の特例処理を行っております。
⒁ 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連
結貸借対照表上の「現金預け金」のうち現金及び日本銀行 への預け金であります。
⒂ 消費税等の会計処理
当金庫及び連結子会社の消費税及び地方消費税の会計処 理は、税抜方式によっております。
(追加情報)
(特別準備金)
平成20年10月1日の株式会社化に伴い、株式会社商工組合 中央金庫法附則第5条に基づき、資本金、利益剰余金から特 別準備金への振替を行っております。
なお、特別準備金は次の性格を有しております。
⑴ 剰余金の額の計算においては、株式会社商工組合中央金 庫法第43条の規定に基づき、特別準備金の額は、資本金及 び準備金の額の合計額に算入されます。
⑵ 欠損のてん補を行う場合、株式会社商工組合中央金庫法 第44条第1項の規定に基づき、資本準備金及び利益準備金 の額の合計額が零となったときは、特別準備金の額を減少 することができます。なお、特別準備金の額を減少した後 において剰余金の額が零を超えることとなったときは、株 式会社商工組合中央金庫法第44条第3項の規定に基づき、 特別準備金の額を増加しなければなりません。
⑶ 自己資本の充実の状況その他財務内容の健全性が向上し、 その健全性が確保されるに至ったと認められる場合には、 株式会社商工組合中央金庫法第45条の規定に基づき、株主 総会の決議によって、特別準備金の額の全部又は一部を国 庫に納付することができます。
⑷ 仮に清算することとなった場合には、その債務を弁済し てなお残余財産があるときは、株式会社商工組合中央金庫 法第46条の規定に基づき、特別準備金の額を国庫に納付す るものとされています。
(危機対応準備金)
株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の6に基づき、危 機対応業務の円滑な実施のため、政府が出資した金額を危機 対応準備金として計上しております。
なお、危機対応準備金は次の性格を有しております。
⑴ 剰余金の額の計算においては、株式会社商工組合中央金 庫法附則第2条の9第1項の規定により読み替えて適用さ れる同法第43条の規定に基づき、危機対応準備金の額は、 資本金及び準備金の額の合計額に算入されます。
⑵ 欠損のてん補を行う場合、株式会社商工組合中央金庫法 附則第2条の7の規定に基づき、特別準備金の額が零とな ったときは、危機対応準備金の額を減少することができま す。なお、危機対応準備金の額を減少した後において剰余 金の額が零を超えることとなったときは、株式会社商工組 合中央金庫法附則第2条の9第1項の規定により読み替え て適用される同法第44条第3項の規定に基づき、危機対応 準備金の額を増加しなければなりません。この危機対応準 備金の額の増加は、株式会社商工組合中央金庫法附則第2 条の9第2項の規定に基づき、特別準備金の額の増加に先 立って行うこととされています。
⑶ 危機対応業務の円滑な実施のために必要な財政基盤が十 分に確保されるに至ったと株式会社商工組合中央金庫が認
財務デー
タ ▼
財務データ
連結財務諸表
金融商品等差入担保金 31,931百万円 保証金・敷金等 2,259百万円 7 当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契
約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約 上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額 まで資金を貸付けることを約する契約であります。これら の契約に係る融資未実行残高は次のとおりであります。 融資未実行残高 1,066,129百万円 うち原契約期間が1年以内の
もの又は任意の時期に無条件
で取消可能なもの 1,016,958百万円 なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了す
るものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも当 金庫及び連結子会社の将来のキャッシュ・フローに影響を与 えるものではありません。これらの契約の多くには、金融 情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるとき は、当金庫及び連結子会社が実行申し込みを受けた融資の 中止又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が 付けられております。また、契約時において必要に応じて 不動産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的 に予め定めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握 し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講 じております。
8 有形固定資産の減価償却累計額
減価償却累計額 68,137百万円 9 有形固定資産の圧縮記帳額
圧縮記帳額 17,477百万円 (当該連結会計年度の圧縮記帳額 ―百万円) 10 借用金には、他の債務よりも債務の履行が後順位である 旨の特約が付された劣後特約付借入金が含まれております。 劣後特約付借入金 40,000百万円 11 「有価証券」中の社債のうち、有価証券の私募(金融商品
取引法第2条第3項)による社債に対する保証債務の額
178,216百万円
(連結損益計算書関係)
1 その他の経常収益には、次のものを含んでおります。 睡眠債券の収益計上額 7,807百万円 2 営業経費には、次のものを含んでおります。
給与・手当 41,726百万円 3 その他の経常費用には、次のものを含んでおります。
貸出金償却 212百万円
株式等償却 82百万円
睡眠債券払戻損失引当金繰入額 7,178百万円
(連結包括利益計算書関係)
1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額 その他有価証券評価差額金
当期発生額 2,556百万円
組替調整額 59百万円
税効果調整前 2,616百万円
税効果額 △797百万円
その他有価証券評価差額金 1,818百万円 繰延ヘッジ損益
当期発生額 101百万円
組替調整額 △31百万円
税効果調整前 69百万円
税効果額 △21百万円
繰延ヘッジ損益 48百万円
退職給付に係る調整額
当期発生額 △1,111百万円
組替調整額 3,442百万円
税効果調整前 2,330百万円
税効果額 △710百万円
退職給付に係る調整額 1,619百万円 その他の包括利益合計 3,486百万円 める場合には、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の
8及び第2条の9第1項の規定により読み替えて適用され る同法第45条の規定に基づき、株主総会の決議によって、 危機対応準備金の額の全部又は一部に相当する金額を国庫 に納付するものとされています。
⑷ 仮に清算することとなった場合には、その債務を弁済し てなお残余財産があるときは、株式会社商工組合中央金庫 法附則第2条の9第1項の規定により読み替えて適用され る同法第46条及び同法附則第2条の9第3項の規定に基づ き、危機対応準備金の額を国庫に納付するものとされてい
(「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」の適用)ます。
「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計 基準適用指針第26号 平成28年3月28日)を当連結会計年度 から適用しております。
(危機対応業務の要件確認における不正行為)
「危機対応業務の要件確認における不正行為」に関する第三 者委員会による調査の結果、「不正行為が判明した口座」及び
「不正行為の疑義を払拭できなかった口座」は合計で901件、 貸出残高17,621百万円(平成29年2月末日時点)であり、こ のうち当金庫が特定した「危機対応業務の要件に該当しない 口座」は423件、同8,616百万円であります。当該「危機対応 業務の要件に該当しない口座」に係る利子補給金及び補償金 等について、株式会社日本政策金融公庫へ速やかな返還等を 行う必要があり、損害担保契約解除に伴う貸倒引当金増加等 を含めた損失見込額は230百万円であります。
なお、上記の損失見込額については、当連結会計年度の連 結財務諸表には計上しておりません。今後、調査未了の口座 について外部の専門家も活用しながら継続調査を実施し、そ の結果追加的に判明した「危機対応業務の要件に該当しない 口座」に係る影響を加味した上で、当該損失見込額を適切に 連結財務諸表に計上いたします。
(連結貸借対照表関係)
1 貸出金のうち破綻先債権額及び延滞債権額は次のとおり であります。
破綻先債権額 58,415百万円 延滞債権額 354,017百万円 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相
当期間継続していることその他の事由により元本又は利息 の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計 上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下、
「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行 令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号イからホま でに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じてい る貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、 破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目 的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であり 2 貸出金のうち3ヵ月以上延滞債権額は次のとおりであります。 3ヵ月以上延滞債権額 ます。 72百万円 なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、
約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻 先債権及び延滞債権に該当しないものであります。 3 貸出金のうち貸出条件緩和債権額は次のとおりであります。 貸出条件緩和債権額 17,222百万円 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支
援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、 元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取 決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以 上延滞債権に該当しないものであります。
4 破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び 貸出条件緩和債権額の合計額は次のとおりであります。 合計額 429,728百万円 なお、上記1 から4 に掲げた債権額は、貸倒引当金控除
前の金額であります。
5 手形割引は、「銀行業における金融商品会計基準適用に関 する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種 別監査委員会報告第24号 平成14年2月13日)に基づき金 融取引として処理しております。これにより受け入れた銀 行引受手形、商業手形、荷付為替手形及び買入外国為替等は、 売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を 有しておりますが、その額面金額は次のとおりであります。
189,462百万円
6 担保に供している資産は次のとおりであります。 担保に供している資産
有価証券 1,166,254百万円 計 1,166,254百万円 担保資産に対応する債務
預金 6,866百万円
債券貸借取引受入担保金 474,944百万円
借用金 630,471百万円
上記のほか、為替決済等の取引の担保あるいは先物取引 証拠金等の代用として、次のものを差し入れております。 有価証券 45,688百万円 また、その他資産には、金融商品等差入担保金及び保証金・
敷金等が含まれておりますが、その金額は次のとおりであ ります。
財務デー
タ ▼連結財務諸表
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記 されている科目の金額との関係
現金預け金勘定 1,722,831百万円 日本銀行預け金を除く預け金 △40,745百万円 現金及び現金同等物 1,682,086百万円
(リース取引関係)
1.ファイナンス・リース取引
⑴ 所有権移転外ファイナンス・リース取引 ①リース資産の内容
ア有形固定資産
主として、電子計算機であります。 ②リース資産の減価償却の方法
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「5. 会計方針に関する事項」の「⑷固定資産の減価償却の方法」 に記載のとおりであります。
⑵ 通常の賃貸借取引に係る方法に準じて会計処理を行って いる所有権移転外ファイナンス・リース取引
該当事項はありません。 2 オペレーティング・リース取引
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る 未経過リース料
1年内 385百万円
1年超 453百万円
合 計 838百万円
(連結株主資本等変動計算書関係)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 (単位:千株) 当連結会計年度
期首株式数 当連結会計年度増加株式数 当連結会計年度減少株式数 当連結会計年度末株式数 摘 要 発行済株式
普通株式 2,186,531 ― ― 2,186,531
合 計 2,186,531 ― ― 2,186,531
自己株式 普通株式 10,005 71 ― 10,076 (注)
合 計 10,005 71 ― 10,076
(注) 自己株式のうち普通株式の増加は、単元未満株式の買取請求に応じたことによるものであります。 2.配当に関する事項
⑴ 当連結会計年度中の配当金支払額
(決議) 株式の種類 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日 平成28年6月23日
定時株主総会
(政府分)普通株式普通株式 1,016 10(注) 平成28年3月31日 平成28年6月27日
(政府以外分) 3,481 30
(注) 株式会社商工組合中央金庫法第50条により、政府の所有する株式に対し剰余金の配当をする場合には、政府以外の者の所有する株式1 株に対して配当する剰余金に1を超えない範囲で政令で定める割合を乗じて得た額を政府の所有する株式1株に対して配当しなければ ならないとされています。なお、株式会社商工組合中央金庫法施行令第15条により、政令で定める割合は3分の1とされています。
⑵ 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当連結会計年度の末日後となるもの
(決議) 株式の種類 配当金の総額(百万円) 配当の原資 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日 平成29年6月22日
定時株主総会
(政府分)普通株式 1,016 利益剰余金 10(注1)平成29年3月31日平成29年6月22日定時株主総会及び 主務大臣認可後 普通株式 (注2)
(政府以外分) 3,481 30
(注) 1 株式会社商工組合中央金庫法第50条により、政府の所有する株式に対し剰余金の配当をする場合には、政府以外の者の所有する株式 1株に対して配当する剰余金に1を超えない範囲で政令で定める割合を乗じて得た額を政府の所有する株式1株に対して配当しなけれ ばならないとされています。なお、株式会社商工組合中央金庫法施行令第15条により、政令で定める割合は3分の1とされています。 2 株式会社商工組合中央金庫法第49条に基づき、剰余金の配当その他剰余金の処分の決議は、主務大臣の認可によりその効力を生じます。
財務デー
タ ▼
財務データ
連結財務諸表
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
⑴ 金融商品に対する取組方針
当金庫グループは融資事業及びデリバティブ取引の提供等の金融サービス事業を行っております。
これらの事業を行うため、預金の受入れ、債券の発行等による資金調達を行っております。このように、保有する資産・負債は、 金利・有価証券の価格・為替相場等様々な市場のリスクファクターの変動により、その価値が変動し損失を被るリスクを有してお ります。こうしたリスクを適正に管理しつつ、安定した収益を確保する観点から、資産及び負債の総合的管理(ALM)を実施し ており、その一環として、デリバティブ取引も行っております。
⑵ 金融商品の内容及びそのリスク
当金庫グループにおける資産は、主として国内の取引先に対する事業性の貸出金であり、取引先の財務状況の悪化等により損 失を被るリスク(信用リスク)があります。
また、有価証券は、主に債券及び株式であり、債券については一部を満期保有目的で、トレーディング業務では売買目的で保 有し、株式については純投資目的及び政策投資目的で保有しております。これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変 動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。
債券及び借用金は、一定の環境の下で当金庫グループが市場を利用できなくなる場合など、支払期日にその支払いを実行でき なくなる流動性リスクに晒されております。
デリバティブ取引にはALMの一環で行っている金利スワップ取引や通貨スワップ取引等があります。当金庫グループでは、こ れらを利用して、有価証券、債券、借用金、貸出金に関わる金利の変動リスクや為替の変動リスクを回避しております。なお、 ヘッジ会計の適用要件を満たすデリバティブ取引については、ヘッジ会計を適用しております。これらのヘッジ開始から有効性 判定時点までの期間において、ヘッジ対象とヘッジ手段の残高を比較する等により、ヘッジの有効性を確認しております。
このほか、トレーディング業務では、取引先の金利や為替の変動リスクをヘッジするニーズに応える目的や、金利や為替の変 動による短期的な収益獲得を目的として、金利スワップ取引や通貨スワップ取引、債券先物取引、為替予約取引等を行っており
⑶ 金融商品に係るリスク管理体制ます。
①信用リスクの管理
当金庫グループは、信用リスクに関する管理諸規程に従い、貸出金について、信用格付、与信許容限度、個別案件毎の与信 審査、担保・保証等の与信管理に関する体制を整備し運営しております。これらの与信管理は、各営業店のほか審査本部により 行われ、また、大口与信先への対応については、定期的に経営陣による投融資会議等を開催し、付議しております。さらに、 監査部がリスク管理態勢等の監査を行っております。
有価証券の発行体の信用リスク及びデリバティブ取引のカウンターパーティーリスクに関しても、信用リスクに関する管理 諸規程に従い、信用格付、与信許容限度による管理体制を整備し運営しております。対市場取引については、統合リスク管理 部による外部格付のモニタリングや市場取引部署による信用情報等の収集等に基づき、定期的に管理しております。
②市場リスクの管理
ⅰ金利リスクの管理
当金庫グループでは、バンキング業務、トレーディング業務毎に複数のカテゴリーに区分した上で、経営会議やALM会議 等が設定した10bpv(金利の10ベーシス・ポイント(010%)の上昇が時価に与える影響額)やバリュー・アット・リスク(VaR) の限度額に基づき金利の変動リスクを管理しております。「市場関連リスク管理規程」等において、リスク管理方法や手続等 の詳細を明記しており、ALM会議等において実施状況の把握・確認、今後の対応等の協議を行っております。日常的には統 合リスク管理部において金融資産及び負債の金利リスクの状況を把握し、評価損益や10bpv、VaR等によりモニタリングを 行い、日次で担当役員に、月次で代表取締役並びにALM会議に報告しております。なお、ALM会議等の決定により、金利 の変動リスクをヘッジするための金利スワップ等のデリバティブ取引も行っております。
ⅱ為替リスクの管理
為替の変動リスクに関して、日次の総合持高管理により為替持高の一定範囲内への抑制を行っております。
ⅲ価格変動リスクの管理
株式については、純投資目的と政策投資目的で運用方針を区分し、以下のとおり管理をしております。
純投資株式については、経営会議やALM会議が設定した保有残高やVaRの限度額に基づき価格変動リスクを管理すると ともに、格付のモニタリングによる業況把握も行っております。
政策投資株式については、取締役会が年度間総合計画において、保有残高の限度額を決定しております。政策投資株式の うち上場株式についてもVaRの限度額を設けて価格変動リスクを管理するとともに、株価推移管理による業況確認や、未公 開株式も含めた保有方針の見直しを行っております。
具体的なリスク管理方法や手続き等の詳細については「市場関連リスク管理規程」等に明記しており、ALM会議等におい て実施状況の把握・確認、今後の対応等の協議を行っております。日常的には統合リスク管理部において純投資株式や政策投 資株式の残高や評価損益、VaR等によりモニタリングを行い、日次で担当役員に、月次で代表取締役並びにALM会議に報 告しております。
ⅳデリバティブ取引
デリバティブ取引に関しては、取引の執行、ヘッジ有効性の評価、事務管理に関する部門をそれぞれ分離し内部牽制を確 立しております。
ⅴ市場リスクに係る定量的情報 ア特定取引目的の金融商品
当金庫グループでは、「特定取引資産」のうちの売買目的有価証券、「デリバティブ取引」のうち特定取引目的として保 有している金融商品に関するVaRの算定にあたっては、ヒストリカル・シミュレーション法(保有期間10日、信頼区間 99%、観測期間5年)を採用しております。
平成29年3月31日現在で当金庫グループのトレーディング業務の市場リスク量(損失額の推計値)は、全体で636百万 円であります。
なお、当金庫グループでは、モデルが算出するVaRと実際の損益を比較するバックテスティングを実施しております。 当連結会計年度のトレーディング業務に関して実施したバックテスティングの結果、使用する計測モデルは十分な精度に より市場リスクを捕捉しているものと考えております。
ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通常で は考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉できない場合があります。
イ特定取引目的以外の金融商品
特定取引目的以外で保有している主たる金融商品は、「貸出金」、「有価証券」のその他有価証券に分類される債券と株式、 満期保有目的の債券に分類される債券、「現金預け金」、「預金」、「譲渡性預金」、「債券」、「債券貸借取引受入担保金」、「借 用金」、「デリバティブ取引」のうちの金利スワップ取引と通貨スワップ取引であります。これらの金融商品に関するVaR の算定にあたっては、ヒストリカル・シミュレーション法(保有期間1ヵ月~1年、信頼区間99%、観測期間5年)を採 用しております。
平成29年3月31日現在で当金庫グループのトレーディング以外の業務の市場リスク量(損失額の推計値)は、全体で 18,158百万円となっております。ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リ スク量を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉できない場合があり なお、当金庫グループでは、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける金融資産及び金融負債について、ます。
10bpvを金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しております。金利以外のすべてのリスク変数が一定で あることを仮定し、平成29年3月31日現在、指標となる金利が10ベーシス・ポイント上昇したものと想定した場合には、 金融商品の時価が3,257百万円減少するものと把握しております。当該影響額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を 前提としており、金利とその他のリスク変数との相関を考慮しておりません。また、金利に10ベーシス・ポイントを超え る変動が生じた場合等には、算定額を超える影響が生じる可能性があります。
財務デー
タ ▼連結財務諸表
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当金庫グループでは、運用と調達の年度間純増減計画を決定した上で、年度間及び月次で資金計画を作成して資金ポジショ ンを把握しております。資金調達手段は、長期安定資金となる債券を中心とすることにより流動性リスクを抑制するとともに、 預金による調達を行っております。また、短期市場での調達も行っている他、無担保での調達が困難な状況に備えて、有担保 調達が可能なように担保差入可能な債券を保有しております。
流動性リスクを抑制するための流動性リスク管理計数をALM会議において設定し、その遵守状況は統合リスク管理部におい て把握し、日次で担当役員に、四半期毎に代表取締役並びにALM会議に報告しております。
⑷ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。 当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあ ります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認めら れる非上場株式等は、次表には含めておりません((注2)参照)。また、「連結貸借対照表計上額」の重要性が乏しい科目につ
いては、記載を省略しております。 (単位:百万円)
連結貸借対照表計上額 時 価 差 額
⑴現金預け金 1,722,831 1,722,831 ―
⑵特定取引資産
売買目的有価証券 3,298 3,298 ―
⑶有価証券
満期保有目的の債券 467,489 470,985 3,495
その他有価証券 1,063,168 1,063,168 ―
⑷貸出金 9,343,501
貸倒引当金(*1) △234,631
9,108,870 9,189,447 80,576
資産計 12,365,659 12,449,731 84,072
⑴預金 5,103,175 5,105,287 2,112
⑵譲渡性預金 272,855 272,851 △3
⑶債券 4,743,721 4,745,597 1,876
⑷債券貸借取引受入担保金 474,944 474,944 ―
⑸借用金 1,015,805 1,017,318 1,512
負債計 11,610,501 11,615,999 5,498
デリバティブ取引(*2)
ヘッジ会計が適用されていないもの 6,407 6,407 ―
ヘッジ会計が適用されているもの 69 69 ―
デリバティブ取引計 6,476 6,476 ―
(*1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(*2)特定取引資産・負債及びその他資産・負債に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しております。
デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で表示して おります。
(注1)金融商品の時価の算定方法 資 産⑴ 現金預け金
満期のない預け金、又は約定期間が短期間の預け金は、それぞれ時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価として おります。
⑵ 特定取引資産
特定取引目的で保有している債券等の有価証券については、取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。
⑶ 有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。投資信託は、公表されている基準 価格によっております。当金庫保証付私募債は、私募債の種類及び内部格付、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を同様の新規発 行を行った場合に想定される利率で割り引いて時価を算定しております。なお、発行体からの保証料は、元利金の合計額に含めております。 また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する私募債については、担保及び保証による回収見込額等を時価としております。一部の 有価証券は金利スワップの特例処理の対象とされており、その場合は有価証券の時価と金利スワップの時価を合算して算定しております。
なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については「(有価証券関係)」に記載しております。
⑷ 貸出金
貸出金については、貸出金の種類及び内部格付、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を同様の新規貸出を行った場合に想定され る利率で割り引いて時価を算定しております。なお、残存期間が短期間の割引手形は、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳 簿価額を時価としております。
また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等については、見積将来キャッシュ・フローの現在価値又は担保及び保証による 回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は連結決算日における連結貸借対照表上の債権等計上額から貸倒引当金計 上額を控除した金額に近似しており、当該価額を時価としております。
貸出金のうち、当該貸出を担保資産の範囲内に限るなどの特性により、返済期限を設けていないものについては、返済見込み期間及び 金利条件等から、時価は帳簿価額と近似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としております。
負 債⑴ 預金、及び⑵譲渡性預金
要求払預金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金及び譲渡性預 金の時価は、一定の期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。その割引率は、新規に預 金を受け入れる際に使用する利率を用いております。
⑶ 債券
当金庫の発行する債券の時価は、市場価格のあるものは市場価格によっております。市場価格のないものは、債券の回号ごとに区分し た当該債券の元利金の合計額を同様の債券を発行した場合に適用されると考えられる利率で割り引いて現在価値を算定しております。一 部の債券は金利スワップの特例処理の対象とされており、その場合は債券の時価と金利スワップの時価を合算して算定しております。
⑷ 債券貸借取引受入担保金
債券貸借取引受入担保金については、約定期間が短期間であり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価として おります。
⑸ 借用金
借用金については、一定の期間ごとに区分した当該借用金の元利金の合計額を同様の借入において想定される利率で割り引いて現在価 値を算定しております。一部の借用金は金利スワップの特例処理の対象とされており、その場合は借用金の時価と金利スワップの時価を 合算して算定しております。
デリバティブ取引
デリバティブ取引については、「(デリバティブ取引関係)」に記載しております。
(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額は次のとおりであり、金融商品の時価情報の「資 産⑶その他有価証券」には含まれておりません。
(単位:百万円)
区 分 平成29年3月31日
①非上場株式(*1)(*2) 9,131
②その他 0
合 計 9,131
(*1) 非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象とはして おりません。
(*2) 当連結会計年度において、非上場株式について82百万円減損処理を行っております。
財務デー
タ ▼
財務データ
連結財務諸表